屋台第1弾 屋台第2弾 浅草下町三昧 公営ギャンブル
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食べる
門前町として栄えた顔と西洋文化をいち早く取り入れたモダンな顔とを持ちあわせる浅草は、
いろんな食文化が混在する食通にはこたえられない町だ。
うまいものに目のない取材班は伝統あるのれんの老舗から、
下町ならではのお店まで節操なく食べ歩いた。その一部をここに紹介する。
 
オープンカフェならぬ浅草のオープン牛煮込み店 正ちゃん◆
  店の軒先に屋台を広げた、浅草情緒たっぷりの牛煮込み店。オープン感覚の屋台スタイルだから、店に入っていく面倒がなく、車イスでも気軽に立ち寄って食べられるのがいい。場所は、JRAの「ウインズ浅草」の裏手。昔はこの界隈に軒を連ねていた牛煮込み店も、今ではここ一件だけになってしまったという貴重なお店でもある。

 そして、そんな「正ちゃん」の名物はもちろん牛煮込み。牛すじ、豆腐、こんにゃく、ネギ、タマネギを、醤油、酒、ざらめ、味の素でじっくりと煮込んだ一品は素朴にして美味。昔から変えていないという味わいは、どこか懐かしく、食べるほどに心も体も温めてくれる。人気の牛煮込み丼は500円。皿は400円。

 もちろんビール、ホッピー、にごりなどの酒やつまみも充実している。昼間から屋台で一杯、なんてことができるのも浅草ならではの醍醐味。牛煮込みとともに、ぜひお試しを。

●インフォメーション●
正ちゃん
牛煮込み丼 500円、牛煮込み(皿) 400円

月・火曜日定休
TEL:03(3841)3673

 
味にうるさい江戸っ子に評判の江戸前天ぷら 葵丸進◆
門前町・浅草ではいろんな食文化が生まれ栄えてきたが、天ぷらもその代表のひとつ。その中でも、美味で安くてボリュームのある天ぷらで、多くの食通に親しまれてきた天ぷら屋がこの店だ。創業は昭和21年。”浅草に来ていただいたのだから、食べるものも浅草らしい、江戸らしいものを“と江戸前の素材を活かしたメニューがこの店のこだわりだ。おすすめは創業当初から人気の定番メニュー「江戸前天丼」。東京湾内で獲れた穴子、キス、芝エビを丼がはみ出るほどのボリュームで揚げた絶品。サクッとした食感と飽きのこない味が魅力だ。

 お店は7階建てのビルでもちろんエレベーターも装備。1・2・5階がテーブル席で、車イスそのままテーブルに付ける。「車イスでも大丈夫ということを、もうすでにご存知の方が多いようで、結構いらしていただいています」。「もちろん、この雑誌をご覧になってどんどん来ていただいても、結構です。我々スタッフができる限りのお手伝いはさせていただきます」。営業本部長の渡辺さんは、快く語ってくれた。

●インフォメーション●
葵丸進
並天丼 1,300円、
上天丼 1,600円、
並江戸前天丼 1,200円、
上江戸前天丼 1,500円、
金龍かき揚げ丼 2,300円

年中無休 TEL:03(3841)0110

 
江戸っ子おかみが人情で焼く、こだわりのもんじゃ 江戸もんじゃ松邑◆
 花やしきの名物、民家の軒先を走り抜ける?コースターを左手に見ながら、ちょこっと路地を入ったところが、知る人ぞ知るオリジナルもんじゃと名物おかみで有名な「江戸もんじゃ 松邑 」だ。もともとは甘味処だったお店がもんじゃ屋になったのは、四代目になるいまのおかみの代から。観音様にお参りして、花やしきで遊んだあとは、下町の味もんじゃで満足してもらうしかないだろうと、研究に研究を重ね、うまいといわれる全国のお店を食べ歩くこと、なんと70軒あまり。そうして選び抜いた、岩手県・龍泉洞の水や秋田の比内鶏の地卵などのこだわりの素材が、一度食べたらやみつきになるといわれるここのもんじゃの秘密だ。

 この日焼いてくれたのは、あのV6の舌をうならせたというチーズともちと明太子のトッピングAもんじゃ。チーズともちのトロリ感にピリッとした明太子が絶妙。「こんなに素材にも凝ると儲けにもあまりなってない。でもアタシはそれでもいいと思ってるの。花やしきは楽しいという夢を売ってるし、アタシはおいしいという夢を売ってるんだから」とおかみの伊藤佳子さん。お店は確かに狭くて車イスでは入りにくいが、そんなことは関係なくもんじゃもおかみも、何度でも味わいたくなるお店だ。

●インフォメーション●
江戸もんじゃ松邑
各種もんじゃ 700円〜、
江戸風流焼(お好み焼) 800円〜、
トッピングAもんじゃ(通称V6もんじゃ) 1,300円

火曜定休
TEL:03(3843)5053

 
元祖みつ豆、元祖芋ようかんの老舗甘味処 舟和◆
 甘党の方々はよくご存知のように、みつ豆の元祖であり、芋ようかんを開発したお店である。創業は明治35年。創業当初、羊羹はまだ高級品で、もっと庶民が気軽に口にできる羊羹はできないだろうかと考え、身近な素材、さつまいもを原料にしたのが芋ようかんのはじまりだ。また、甘味処では、みつ豆を銀の器、銀のスプーンで出したところこれが好評を呼び、以来、観音様にお参りのあとはみつ豆を食べて、芋ようかんをお土産にするのが粋とされているらしいが、それは今でもそのようだ。

 現在は1階が売店、2階が喫茶室になっていて、2階まではエレベータで行ける。やはりこれくらいの老舗にエレベータがあるとなれば情報も行き渡っているようで、車イスでの来店も結構あるらしい。車イスだけでも2階のテーブルまで行けるが、できれば付き添いがあった方がベター。この日の取材も編集部のS君が付き添っていたにもかかわらず、エレベータの出口に前輪を挟んで、取材の女性がころんでしまうというハプニングがあった。しかし、万一車イスだけで来店しても、お店の人たちがしっかり補助してくれるらしいから安心だ。親切でキチンとした応対の中に、それはちゃんと感じられた。

●インフォメーション●
舟和
みつ豆 400円、あんみつ 450円、
草だんご 420円、田舎しるこ 480円、
芋ようかん(6本入) 500円

TEL:03(3482)2701

遊ぶ
かつて六区といわれた歓楽街には、いまも映画館や演芸場をはじめ、
さまざまな欲望をかきたてるスペースでいっぱいだ。
 
チェアウォーカーの常連もいる場外馬券場 JRA ウインズ浅草◆
 競馬と聞くと無性に血が騒ぎ、星飛雄馬のように目から炎を出す人間はチェアウォーカーの中にもいる。そこで、浅草の場外馬券場は、車イスにやさしいかどうかを取材してみた。

 まず、入り口だが、ここには不法駐車を防止するための段差が設けられている。これはちょっとキツイが、近くにガードマンが立っているので、昇れない場合は介助してもらうことができる。次に馬券を買うにはどうするか。投票所は2階から上にあるので、エレベーターを使わなくてはならない。が、これはあくまでも一般向けなので、混雑状況を考えると実際に乗るのは難しそう。でも心配は無用。1階中央に総合案内所があるので、そこでマークカードと現金を渡せば、職員の人が代わりに買ってきてくれる。また、1階にはチェアウォーカー専用の窓口もあるので、そこを利用するのも手だ。1階奥には、車イスで使えるトイレもある。という訳で、実際にチェアウォーカーの常連さんも何人かいるとか。当たる確率が高いワイド馬券も登場したことだし、競馬には目がないという人はもちろん、全く縁がなかったという人も、ぜひ一度ここに来てチャレンジしてみては。

●インフォメーション●
JRA ウインズ浅草
払戻休務日=毎週火曜および年末年始・
     祝日または振替休日

TEL:03(3844)7093

 
車イスでできる数少ないボウリング場 楽天地浅草ボウル◆
 ボールを持てないチェアウォーカーのために、専用の器具を用意しているボウリング場が都内にもいくつかあるが、この楽天地浅草ボウルもそのひとつだ。今まで「あのピンが倒れる醍醐味は味わってみたいけど・・・」とあきらめていた人は、ぜひトライしてみてほしい。器具といっても、子供用のスベリ台のような極々単純なものなので、いささかスピードには欠けるが、狙いを定めてピンを倒すという楽しみは体感できる。慣れればストライクもスペアも取れるし、スコアだってそこそこ伸びる。

 実際にプレイしようと思う人は、予約の必要はないが、器具を貸してくれる施設がボウリング場とは別なので、一応断わりが必要とのこと。連絡先はボウリング場に聞けば教えてくれる。ただし、ここは付き添いが必要。レーンにでるスロープはかなり狭くて傾斜もあるので、車イスだけではちょっとキビシイ。

●インフォメーション●
楽天地浅草ボウル
平日 1ゲーム…午後5時まで 500円
           午後5時以降 600円
土・日・祝 1ゲーム…終日 600円

TEL:03(3844)2105

 
おもちゃ箱みたいな下町の遊園地 花やしき◆
 東京近郊に住んでいる人はご存知かもしれないが、実際に花やしきに行ってみると、まずその異空間な感覚に少し驚かされる。民家や商店街のあるフツーの街に、まるでおとぎの国の一部分が空から降ってきて、ドンとその場所に着地したという感じだ。そんなアンバランスさも、また浅草の魅力のひとつだ。

 花やしきの名前の由来は、遡ること約150年。四季を通じて楽しめる雅趣豊かな花園に始まる。以来、時代に合わせて改園を繰り返し、現在の遊園地の基本が完成したのは昭和24年のこと。決して広いとは言い難い園内には、日本初のローラーコースターやシンボルのBeeタワーの乗り物やレトロな面影を残すお化け屋敷など、さまざまなアトラクションがギュッと詰まっている。車イスでの乗り物の搭乗は無理ではないが、当然どれも乗り換えが必要なので難しいのが現実。そのかわり、お化け屋敷や3Dシアター、見世物小屋などは多少段差があるが、スタッフの人が介助してくれるとのこと。車イス兼用トイレも設置されいるから安心だ。スタッフの人たちは本当に親切なので、何でも気軽に頼めることが下町ならではの遊園地のいちばんの魅力だ。

●インフォメーション●
花やしき
入場料 900円
(乗り物券1枚100円、回数券1,000円[11枚])

火曜定休(学校休み期間、祝日は営業)
TEL:03(3842)8780

ヌードシアター探検記
◆浅草ロック座
 華やかなイルミネーション、美しさを競い合うかのように並べられた踊り子さんたちの看板写真・・・。日本を代表するストリップ劇場「浅草ロック座」に、とうとう来てしまいました。入り口の前に来ただけでも、もう心臓はドッキドキ。何もかもが「ウォー」といった感じでした。でも、チェアウォーカーである自分が本当に中に入れるのだろうか。車イスで観ていて邪魔にならないだろうか。周りの人はなんて思うだろうか。そんな不安に二の足を踏んだのも事実です。しかし、そんな懸念は入場券を買って中へ入った瞬間にどこかへ行ってしまいました。ハード面は何の問題もない。劇場へはエレベーターで上がれるし、ロビーは基本的にバリアフリー。座席に座るのは通路が階段のためちょっと無理だけれども、後方に立ち見のためのスペースがあるので、そこで車イスに座ったまま何の問題もなく観ることができます。実際、お客さんの中には、チェアウォーカーの人もけっこう多いと、もぎりのおじさんが言っていました。

 そしていよいよ、待ちに待った開演。「何でこんな綺麗な人が」と思わせる踊り子さんが舞台に登場したかと思うと、軽快なリズムに合わせて薄手の衣装を一枚ずつ脱ぎ捨てていきます。そしてついには、一糸まとわぬ全くのスッポンポン、やった!まったく何年ぶりだろう、まぢかで若い女性の裸体を見るのは。その光景はまさにビューティフル!ワンダフル!芸術は爆発だ!そう、決して機能に異変があったわけではないけれども、精神的な脈動を確かに感じることができました。本当に勇気を出して来てよかった・・・。

 でも、ロック座へ来るまでは、まさか自分がこのような場所へ行けるとは思ってもいませんでした。行ける行けないというのは、実はハード面の問題というよりも、精神的な面や世間体といった面が大きかったように思います。そんな事に興味があるなどと人に思われたくなかったし、ストリップを見たいなどと言うと「障害者のくせに、何言ってんの」といわれるような気がしていました。しかしロック座では、劇場関係者の人たちも、周りのお客さんも、車イスを無視するでもなく、見て見ないふりをするのでもなく、ごくごく当たり前の存在として扱ってくれました。「男だったら、ストリップ観にくるぐらい当たり前。車イスに乗ってようが乗ってまいが、そんなの関係ない」そういった浅草の人たちの気持ちが、私にとってはストリップを観られたこと以上に嬉しかった。何か男としての自信を蘇らせてくれたような気もします。そんなロック座に、ぜひまた来たいと思います。いや絶対にまた来ます。浅草バンザイ!

●インフォメーション●
浅草ロック座
開場/11時 開演/12時30分
入場料/開演後6,000円 開演前5,000円
  学 割4,000円

TEL:03(3844)0693

吉原探検記
◆OPERA
 「何でもしたがりや」の私は、浅草に行くなら、周囲の人々が口々に「車イスでは行けないと思うよ」という「吉原に行ってみたい」という衝動に駆られた。確かに後ろめたさがつきまとうこの種の街は、閉鎖的なイメージがつきまとい、「無理かな」とも思いつつ、誰かがやらなくてはという使命感にかられ、私は無謀とも思われる吉原に乗り込んだ。

 ここ吉原は百十数以上の店が軒をならべる昔からの色街。入口にいるお兄さんたちに声をかけ、「車いすで大丈夫ですか?」と聞いてまわること35軒?。やっと「どうぞ」と言ってくれたのは、吉原でも指折りの名店「OPERA」。チェアウォーカーの常連さんも3人ほどいるそうで、オーナーも「何も心配はありませんよ」とのこと。その言葉通り、玄関の高い段差も、礼儀正しいフロントの方々が車イスを両脇から抱え上げてくれ、難なくクリア。エレベーターもあるので、建物内部の移動も全く心配なし。で、お相手ですが、まず待合室で待機していると、間もなく冷たい飲み物と分厚いアルバムが一冊運ばれてきます。本来はこれを見て選ぶのですが、すっかり舞い上がっていた私は結局自分では決められず、お店の方に薦められた“麻理亜”さんに決まりました。喉はカラカラ、心臓はバックンバックン。エレベーターで麻理亜さんの部屋へ向かう時の緊張感といったら、労災判定を受ける時の比ではありませんでした。

 麻理亜さんは身長170センチ位で、色白のナイスバディー。優しく車イスを押してくれ、私を部屋の中へと誘ってくれました。室内にはやはり段差がありましたが、これも麻理亜さんの手伝いで難なくクリア。ソファーへ移動し、暫し楽しい会話の時間。
 彼女は特に私の障害を気にするわけでもなく、入浴する際もさりげなく手助けしてくれる。こんなさりげないふれあいが日常の街の中にもあったらと思いながら。
 やっと我に返ると彼女は私の着替えを手に「お手伝いしますネ」とやさしく一言。私は彼女に「ありがとうまた来ます。」と次回の約束をして店を出た。
 私は思わずVサイン「やった!!」と叫んでしまった。

●インフォメーション●
OPERA
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TEL:03(3876)8444


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